2025.02.06
ピアノの調律と調整
ごきげんよう
阿部です
生徒さんから水仙をいただきました
毎年この時期になると
庭の水仙の花をいただきます
小さいころから水仙の香りが好きで
1~3月頃の昔の思い出の中には
いつもこの水仙の香りが漂っていたような気がします
そんなセンチメンタルな気分ながらも
水仙をいただけるのを毎年楽しみにしています
清しい気が漂っています
さて
年が明けてからすぐ
各教室のピアノの調律を行いました
調律は谷口ピアノ調律事務所様にお願いしております
調律といえば
音程を合わせる作業のことを言うのですが
今回はそれとは別に
「調整」もしていただきました
ピアノは弦を叩くことで音が出るわけですが
その機構をメンテナンス 微調整することで
タッチや音が変わります
ピアノには個体差といいますか
個性みたいなものがあり
箱物の大きさやメーカー 年代によって
微妙に音質や鍵盤のタッチが違います
価値観は人それぞれなのでなんともですが
私は小さくてもタッチが軽くて音がよく通るのが好きですし
グランドでも鍵盤が重いやつが苦手です
個性は個性なんですが
やはり発音が明瞭で音がこもらないようなタッチにはしたくて
そのあたりを調律と一緒に調整してもらいました
こうして改めてピアノの中を見ると
精密機械なんだなぁって思いますね
そして
ピアノって鍵盤楽器である前に弦楽器だなぁとも思いますね
弦を叩くハンマーのフェルトの部分を
少し削ってもらいました
弦を叩く部分が柔らかいと
その分 音も柔らかくなりますが
音がぼわーんとなります
今回はハンマーの調整で
素直にクリアな音が出るようになりました
あとピアノを置く位置を少し変えて
なるべく音がこもらずに響くようにしていただきました
家にピアノがある方で
防音のためにクッションをピアノの裏に詰めたり
あるいは電子ピアノでかなり小音で練習される方
発表会のピアノを弾いたときに
思いのほか大きい音が出て驚くことがないでしょうか?
スタインウェイなんかはタッチも軽いですし
そもそもホールなので音は響くのですが
あまり響かない状態のピアノで演奏をすると
無意識のうちに手に負荷をかけている可能性があります
特に電子ピアノは
自分のアプローチに対して
リアクションの手ごたえが寂しい時があり
知らず知らずのうちに鍵盤を叩くように弾きがちなんだそうです
ピアノにしてもドラムにしても
最近は何かと電子楽器が増えました
でも私は初めのうちから電子楽器に慣れる前に
本物の楽器の感覚を知ったうえで
電子楽器を使う方が良いと思っています
絵画や書道にしても同じことが言えそうですね
では今日はこのへんで
ごきげんよう
寒いですからね!
気を付けて!
雪降りますからね!!