2025.07.03
素人でもできる!?ピアノの調律
前回はピアノの弦が切れたお話でしたね
弦を張り替えてもらうのは流石に調律師さんにお願いしましたし
実は 低音の弦は特注なので
切れても 今日明日で張替えできないのですよ
だから古畑任三郎の木の実ナナさんが(またこのネタ)
「あのピアノ 弦が切れやすいから早く調律してもらって!」
と言っていたのだけど
そもそも低音の弦が切れたらその時点で張替える弦がないし
弦があって急いで張替えたとしても
演奏するころには微妙に音程が狂っててもおかしくないのです
たとえ調弦ハンマーや弦がそろっていても
結局ピアノごと入れ替えないとレクイエムは弾けない運命だったのです
ハンマーカンマーお察しします
なのです
ということで
今日はピアノの調弦をやってみましょうね
でも方法を事細かく書いたらめんどいので
そこはyoutubeとか見てくださいよ
まず大切な結論ですよ
素人が調律師さんのように調律ができるかといえば
できないですし
やってはいけないと思います
全部の弦を全体的に
和音などのバランスを考えながら
音だけでなくタッチなどの調整をする
こんなことは素人はやろうと思ったら気の遠くなる作業で
きっとピアノを壊してしまうんだろうと自負しています
ですから
せいぜいやれることは
どうしても至急直したいピンポイントの調整くらい
それ以上は立ち入ってはいけない聖域のような気がしています
専属の調律師さんがいるのに
素人が勝手に手を出すのは
技術的にも倫理的にも よろしくないですから
今回みたいに
調律師ではないけど
応急処置程度に調律する方法
くらいに思ってもらえば
と思います
まず弦の構造のおさらいです
このように
低音は1音に対して弦が1本
途中から1音に対して弦が2本
高音に至っては1音に対して弦は3本です
これもピアノの大きさによって本数のバランスは違います
弦はピンに巻き付いており
ピンを右に締めれば音が高くなり
ピンを左に緩めれば音が低くなります
ピンは
このハンマーという工具で締めたり緩めたりします
「ハンマー」ですが叩いたりするのではなくて
どちらかというとラチェットのような物です
ほんの数ミリ
ちょーーっと動かすだけで
簡単に音が変わります
急激に締めれば
低音の固い弦や高音の細い弦は
簡単に切れる可能性があります
しかも このピン
ネジのようになってないので
コルクの栓みたいなかんじで
変な力のかけ方をしたりすると
ヤバいんだそうです
なので調子に乗ると
とんでもない修理が必要になる可能性がありますわな
コワイコワイ
さぁ
そんな危険を感じながら
いよいよ調律もどきをします
特定の音を合わせるだけなら
手持ちのチューナーで合わせたり
オクターブの音を同時に鳴らして
違和感がないかとかで合わせてます
ただ
弦が2本とか3本とかあると
どの音が狂ってるのか
どの音が正しいのか分からないですからね
でもだいたい狂ってるのは1本だけなので
その1本を探すために弦の間に
こんな感じのものをかまします
こうやって異物が挟まると
その弦は振動しなくなって
音が出ないんですね
3本の内 左の弦を固定すると
真中と右 2本の音が鳴ります
この時既に音が気持ち悪かったら
真中か右の弦が狂ってるとわかります
その後 右の弦を固定します
この時 真中と左の2本できれいな音が出れば
さっきの2本は右が狂ってたんだとわかり
気持ち悪い音が出れば
真中の弦が狂ってたんだとわかります
ほんとはもっとやり方があるんでしょうが
私なんぞ程度がやるのはこんなもんです
そして関係ないのですが
まぁ関係してるんですが
弦楽器のアンサンブルとかで
ハモるよりも同じ音程でユニゾンする方が
やっぱり音程とかシビアになるのってこういうことだなと思うし
3~4人のユニゾンよりも
2人だけのユニゾンの方が音程にシビアになるのも
ピアノの片方の弦のちょっとした音程の差異で思い知らされるのですよね
はい
今日はたくさん書きました
たくさん書くのしんどくて
更新するのサボってましたよね
試しにAIにブログを書かせてみたら
すごくまともな文章が出来上がって
逆に怖くて消しました
あぁ まだ人間には役目があるんだなと思ったのですよ
こういうぬるい感じのブログを書く役目というのが・・・!
まぁ そんな役目はほんとは無くていいんですがね