2023.04.27
メトロノームの正しい使い方
ごきげんよう阿部です
GWはスタッフ不在の期間がございます
4/29・30、5/1・2・3 この期間は一部レッスンはありますが
概ね窓口の対応が出来ませんのでご了承くださいませ
【メトロノームの正しい使い方】の前に
メトロノームの見方といいますか
アナログのメトロノームの意義みたいなものに触れたいと思います
パピーミュージックでは昔ながらのメトロノームを使っています
パピーだから という訳ではなく
どこの教室でもけっこうそうかなとは思います
今では電子メトロノームもありますよね
チューナーの機能と一緒になっているものが主流かと思います
個人的にはあれが苦手なんですよ
拍ごとに音も光も出るし 何より正確だし
でもなんだか物理的な動きを感じないんですよね
慣れればデジタルでも合わせられるんですが
結局頭の中で音と音の間の振り子をイメージしているので
メトロノームの良いところはですね
振り子の周期運動を意識しながらリズムを作れるところなんですよ
学生のオーケストラなどでよくあるんですが
いままできちっとした合唱の指揮みたいな分かりやすい動きに慣れている人が
プロの指揮者で演奏すると「どこが1拍目か分からない」と悩む人がいるんですね
でもですね極論を言えば 指揮は拍をしっかりとらえなくても
1拍目のアウフタクトや拍間の動きを感じていればテンポが掴めるんですよ
合唱でいう息を吸うタイミングを合わせれば自然と歌いだしもそろうのと一緒です
1拍目を合わせに行くためには そこに至るまでの指揮の初速を感じることが必要で
その先の流れが見えてくれば ずっと指揮者を見ている必要もないですし
ガン見しなくても 視界のスミで動きを感じることが出来れば合わせられるのです
これと同じことをアナログのメトロノームからも感じ取れるのです
右から左へ切り替わる時はゆっくり その後はだんだん初速がついて
重力の影響でこうなるわけですが 決して音だけに合わせに行かず
この周期的な動きに呼吸を合わせに行けばテンポを掴むことが出来ます
「今どきアナログ?」と思うかもしれませんが
多くの楽器の原理はアナログですし われわれ人間もアナログですから
アナログ的な 物理的な影響を受けている物の方が相性が良いような気がします
次回に続きます
良いGWを
ごきげんよう